くだもの豆知識

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***みかん編***
1個100g程度のみかんを2個食べれば約70mgのビタミンCが摂取できます。ビタミンCは風邪・咳・痰などに効き、タバコを吸われる方にもおすすめです。
また、みかんのじょうのう袋・内果皮(みかんの実を包む薄い皮)には、毛細血管を丈夫にする働きもあるので、高血圧症の抑止効果があり、食物繊維を多く含むので大腸を清浄し便秘を解消させる効果もありますよ。
みかんは常温保存で大丈夫ですが、ダンボール等は高温多湿になるため、すぐに箱を開け、風通しのいい涼しい場所に保管し、箱の底からみかんを食べるようにしましょう。
 
みかん(ハウスみかん)
熊本県はみかんの生育には好条件が揃った日本有数のみかん産地です。
南向きの段々畑で太陽をいっぱい浴びた”興津早生”と呼ばれる品種は糖度11度以上でコクとまろやかさが特徴。
ウス皮だから中袋を出さずに召し上がれます。
 
デコポン(糖度13〜16)
デコポンは熊本県不知火町が、その発祥の地。「清見オレンジ」に「中野ポンカン」を交配してできたのがデコポンで不知火とも呼ばれています。ヘタの部分が突出していることからその名が付いたデコポン、従来の柑橘類に比べると糖度(通常13〜15)がかなり高く、地域によっては16度の甘さがあり、肉質・香り共に抜群。果実は皮がむきやすく、柔らかいので袋のまま食べられます。
 
晩白柚
熊本が誇る世界で一番大きい果実の王様「晩白柚」。
マレー半島が原産地であり、熊本風土に適し、かつ品質の優れた品種を在来のザボと品種改良することにより生まれたもので、その後改良を重ねて現在の優れた熊本特産の晩白柚になりました。原名は不明ですが、台湾在来の白柚に比べて晩生であることから晩白柚と命名されました。大きいものは3kgを超えるものもあり、皮が厚くジューシーで濃厚な甘さが特徴です。皮は砂糖漬けにしてもおいしいですよ。
 
ポンカン
熊本の”ウエストコースト”と呼ばれている天草地方産が有名なポンカン。
普通のみかんより皮は厚めで、種があることと果汁が少ないのが難点ですが、とても甘く酸が少なく独特の香りがあり、人気の高いみかんです。値段もデコポンなどに比べると比較的安価でビタミンCもたっぷりなので食べ応え満点♪
 
ネーブル
ネーブルは、オレンジに似た味をもつみかん類で、高い糖度とバランスの良い酸味があり、味としては完成度の高い果物です。しかし、外皮が極めてむきにくいため、最近ではグレープフルーツ等のように輪切りにしてスプーンで食べることが多いようです。
輸入オレンジに較べ農薬をあまり使用せずこだわりを持って丹精に育てられた逸品です。
 
伊予柑
ミカンとオレンジの交配種で、果皮は濃橙色でむきやすく、果肉は赤みの強い橙色でやわらかです。多汁で甘酸っぱさもほどよく、香りも風味も上々です。
プリプリの果肉と、したたりおちるほどの果汁を存分にお楽しみください。また、伊予柑の皮はマーマレードなどにも使われます。知ってました?
 
八朔
1860年頃、広島県因島の恵日山・浄土寺の境内に実生として発生したもので、旧暦の8月朔日(ついたち)になると食べられるといわれることから「八朔」の名がつきました。
果肉は淡黄色でやや硬く、果皮は黄橙色で甘みと酸味が良く調和し、さくさくとした歯ざわりとさっぱりした味が特徴で、大玉の方が果汁が多く含まれています。
ビタミン等を多く含み、高血圧、脳卒中、風邪の予防効果があるといわれています。
 
晩柑
熊本が全国1位の生産量を誇る晩柑は、ブンタンの血をひくと推測され、大正時代の初めに熊本県河内町で発見された自然交配の柑橘です。
晩柑に含まれる酸味のもとクエン酸は体内の糖分を分解するビタミンB1との相乗効果もあるため、疲労回復の効果大。高血圧や動脈硬化の予防にも効果があるといわれてます。
 
甘夏
初夏の香りをいっぱい運んでくれるこの甘夏。
果汁たっぷりでみずみずしく、それでいてしっかりした果肉が特徴。
お菓子やジュースにもよく使われ、どんなかたちでもおいしくいただけます。
そのまま食べてもおいしいのに、ちょっと贅沢?
 
パール柑
パール柑は、収獲時には果肉が硬く酸も強いのですが、貯蔵することにより果肉は柔らかくなり、酸味が低下し甘味が増すという特性があります。果実の表面が真珠のように滑らかなことから「パール柑」と呼ばれています。
その皮は厚く1cmくらいあるものもあり、皮を剥くだけでも大変ですが、その奥には真珠のようにキラメクおいしい果肉があるよ♪
透明感のある美しいみかんで、味はさっぱりとしており、清涼感が口いっぱいに広がります。